「正直、設計事務所の収入だけでは足りない」
「建築士の副業ってどんなものがあるの?」
そんな方へ、建築士へおすすめしたい副業をご紹介します。
副業の選び方
使える時間を計算
建築士の方たちはハードワークになりがちです。
平日は残業が多く、プライベートの時間が取れないという方も多いのではないでしょうか。
休日などの限られた時間を副業に割くことになるかもしれません。
生活バランスを保つことができる範囲で、時間を算出することが必要です。
自分の体力と相談
副業が負担になりすぎて本業に身が入らなくなっては、元も子もありません。
睡眠時間を削って副業の時間に割くというのはおすすめしません。
まずは健康な身体の維持を優先しましょう。
副業を選ぶ際は、納期に融通が効く仕事を選ぶといいでしょう。
収入目標を立てる
「とにかく少しでも多く稼げればいい」というモチベーションではなかなか長続きしません。
具体的な収入目標を立てて、少しずつ達成していきましょう。
転職や独立に役立てられるか
せっかく建築に関する副業を行うのであれば、建築士のスキルアップに繋げたいですよね。
副業をするにあたり、目標を明確にすることで、モチベーションを維持することができます。
建築士のおすすめ副業6選
1.webライター
建築士の知識を活かすことができる最も代表的な副業が、webライター業務です。
建築に関する知識を持っているからこそ内容の濃い記事を書くことができ、需要が高いのです。
特に、建築系の会社が作っている広報用サイトの記事は、専門的な知識を直接活かすことができるため、やりがいも感じることができるはずです。
ライター業務の報酬相場は1文字あたり0.5~0.6円程度で、年収に換算すると30万円程度になることが多いです。
ネット環境さえ整っていればどこでもできることがメリットですが、単価があまり高くないため大きな収入は得られない点がデメリットと言えます。
2.図面トレースや補正
webライターの次に人気がある副業が、図面のトレースや補正業務です。
こちらはCADの使用が必須となりますが、webライター同様にどこでも作業ができるため、時間に融通が効きやすいというメリットがあります。
ただ、単純作業のためモチベーションが上がりにくいことと、案件数が少ないということがデメリットとして挙げられます。
報酬の相場は1件あたり数万円~、年収に換算すると30万円程度が目安です。
3.パース作成・図面作成
店舗や住宅など、パースや図面を外注している業者は少なくありません。
建築士としての専門性を生かすことができます。
需要も高く、報酬の相場は図面作成1件あたり1~3万円、パース作成は1.5万~10万円程度です。
年収に換算すると50万円程度が目安になります。
場所を選ばないという点がメリットですが、納期が厳しいことや手数料を取られてしまうという点がデメリットです。
4.リフォームプランの作成
リフォームプラン図や設計図を作成する方法です。
副業の中でも高単価である点がメリットですが、一つの案件をこなすのに時間がかかるため、年間で受注できる件数が限られてしまうというのがデメリットです。
5.ブロガー、アフリエイター
誰かから受注するのではなく、ブロガーとして記事を書き、広告報酬を受ける方法です。
人気の記事を多く書くことで、高収入も夢ではありません。
しかし、成果を出すまでに時間がかかる点がデメリットです。
継続することが得意な方におすすめです。
6.予備校や専門学校の講師
講師として、建築士試験の合格への指導やサポートを行う仕事です。
特に一級建築士の方の需要は高く、人に教えることにやりがいを感じる方へおすすめです。
時給は3,500~5,000円と比較的待遇が良いというのがメリットですが、授業の準備が大変なことや、実績が重視されるかなりシビアな世界です。
副業の探し方
クラウドソーシングサイトを利用する
クラウドソーシングサイトとは、発注者が「この仕事、どなたかやってくれませんか?」と募集をかけ、受注者がその仕事を請け負うということを繋いでくれるサイトのことです。
初めは受注者として実績がないため、なかなか大きな仕事は任せてもらえません。
コツコツと実績を積んでいくことで信頼を得て大きな仕事を任せてもらえるようになるでしょう。
クラウドワークス
クラウドソーシングサイトの中で国内シェアNo.1のサイトです。
ユーザー数は約480万人ととても多く、まず初めに登録する人が多いです。
副業を始めたいという方はひとまず登録してみましょう。
スタジオアンビルド
建築・インテリア専門のサイトです。スタジオアンビルドは独立したい方向けのサイトでもあるため、高単価な案件が多くあることも魅力のひとつです。
ココナラ
ブロガーやライターとして副業を始めたい方におすすめのサイトです。
365日運営サポートがあるのも安心なポイントです。
ランサーズ
ココナラ同様、ライターとして副業を始めたい方におすすめのサイトです。
高単価案件が多いというのもうれしいポイント。
ビズシーク
クラウドソーシングサイトとして知名度は低いですが、手数料が業界最安値。
ライターとして副業を始めたい方におすすめのサイトです。
予備校のホームページ
講師として副業を始めたい方におすすめのサイトです。
予備校や専門学校のホームページを確認し、求人が出ていないかをチェックしてみましょう。
新学期に向けて12~2月頃に求人を出すことが多いため、その時期を狙ってチェックするのがおすすめです。
人材派遣会社
人材派遣会社に登録しておくというのも一つの手です。
様々な仕事を提案してくれますが、無理に受けずに、自分のスキルに合った仕事を受けましょう。
代表的な人材派遣会社には、テンプスタッフやアデコなどがあります。
知人からの紹介
同業の友人などから仕事を請け負うという方法もあります。
直接やり取りするので仲介手数料などの心配がありません。
ある程度の仕事量や納期について気軽に聞けるという点もメリットです。
建築士として独立を目指してみる
本業と副業で実績を積み、フリーランスとして独立開業を目指すこともできます。
副業を通して自分の得意なことや苦手なことがより明確になるはずです。
必ずしも独立が自分にあっているとは限らないため、メリットやデメリットなどを考慮する必要があります。
建築士の副業まとめ
建築業界は常に人材不足が続いている業界のため、副業の世界でも知識とスキルを生かすチャンスは多くあります。
「副業が忙しく、本業に身が入らない」ということにならないためにも、体力や時間と相談をして続けていきましょう。
これからの時代、収入源を分散するということが大きな強みになると思います。
応援しています。