【2023年度版】意匠設計におすすめのCADソフト4選 | ポイントや価格を紹介

コラム

意匠設計を行う上で必須と言っても過言ではないCADソフト。

種類が多く選ぶときに迷ってしまうこともありますよね。

これから導入する方へ、おすすめのポイントや価格など、詳しくご紹介していきます。

この記事でわかること

・CADソフトを選ぶ際のポイント

・価格や特徴

CADソフトを選ぶ際のポイント

1.無料 or 有料

CADソフトは無料と有料のものがあり、有料のものはソフトを購入するタイプかサブスクリプションタイプの2タイプがあります。

無料と有料のタイプではやはり機能面に大きな違いがあります。

代表的なソフトの特徴をご紹介します。

無料CADソフトの特徴

無料ソフトにも、シェアの高いものはいくつかあります。

メリットとしては、費用がかからないため、いくつかを比較して選ぶことが気軽とできるということです。

デメリットは、やはり有料タイプに比べると機能が劣るほか、商用利用には別途費用がかかるものもあるので注意が必要です。

有料CADソフトの特徴

無料タイプに比べ機能面や操作面が優れていることがメリットです。

高額なものも多いため気軽に導入することができない点はデメリットといえるでしょう。

2.2Dソフト or 3Dソフト

CADソフトは2Dソフトと3Dソフトがあります。

求めている機能に応じてどちらを導入するか検討する必要があります。

2Dソフトの特徴

平面図・正面図・側面図などの2D図面で構成されています。

操作も比較的簡単で手軽に導入できるでしょう。

3Dに比べコストが抑えられるほか、無料ソフトも提供されています。

3Dソフトの特徴

平面図・正面図・側面図などに加え、仮想空間上に立体で図面を作成します。

手書き図面や2Dソフトでは表現できない立体で作図できるため、お客さんへの提案にも活躍してくれるでしょう。

3.国産ソフト or 海外ソフト

国産ソフトと海外ソフト、それぞれの特徴をご紹介します。

国産ソフトの特徴

最大の特徴は、安心のサポート体制です。

開発元と販売元が同じであることが多く、トラブルの際も迅速に対応してもらえます。

さらに日本人へ向けて製作したソフトであることから、使いやすいことも特徴です。

海外ソフトの特徴

海外製ソフトの最大の特徴は、世界中での高いシェア率です。

シェアが高いということは、取引先と同じソフトである可能性が高くなります。

そのままデータをやり取りできるため、作業の効率化に直結します。

また、業界の最新機能が随時アップデートされるのも大きな特徴です。

4.CADソフトの使い方を学べる機会があるか

CADソフトの使い方をどこで学ぶかも考えておく必要があります

販売元が行っているセミナーや講習会に参加するのも一つの手ですが、私は書籍で学ぶことをおすすめしています。

練習用に使用できるデータ付きの書籍も多く、後から見返すこともできるため一冊あると安心です。

他にも使い方を解説しているブログやYouTubeなども多くあるため、自分に合ったものを選びましょう

5.対応OSを確認する

全てのCADソフトはWindowに対応していますが、Macに対応していないCADソフトもあります

また、古いOSバージョンではCADソフトが機能しない場合もあるため、導入予定のCADソフトの対応OSは事前にしっかり調べておきましょう

おすすめCADソフト4選

Jw-cad

引用元:Jw-cad
国内シェアNo.1の無料CADソフト

無料CADソフトを導入するのであればこちらがおすすめです

Jw-cadは無料CADソフトの中で最も多く使われおり、大手企業から個人設計事務所まで幅広く導入されています。

有料ソフトと遜色のない2D対応機能

無料ソフトでありながら、2D図面の作成においては基本的な機能を全て搭載しています

DXFデータを扱うことができるため、AutoCADやVectorworksとも互換性があります。

日影図や天空率計算などに特化した機能もあり、国内で開発されているため日本人が扱いやすいソフトです。

解説書籍が多く出版されている

無料ソフトのためサポート体制はそれほど整っていませんが、解説書籍が多数出版されているため、独学で習得が可能です。

Vectorworks

引用元:Vectorworks
多種多様なファイル形式に対応

あらゆるファイル形式に対応しており、リアルで精巧なBIMモデルの作成が可能です。

私の経験上、Vectorworksを導入している設計事務所が一番多い印象です。

毎年アップデートされるため建築業界の最新が分かる

毎年アップデートされるため、常に最新の機能を使用することが出来ます

ただし、取引先とこちらのバージョン同士があまりに離れていると、上手く相互性が取れないこともあるため注意が必要です

以前あったエピソードとして、取引先が最新版、私がかなり古いバージョンを使用していたために送った図面データが開けないということがありました。

DXFに変換してその都度送っていましたが、やはり手間がかかるので、そこも含め検討が必要です。

年間保守サービスを契約することで使用環境が向上

Vectorworks Service Selectと呼ばれる年間保守サービスを契約すると、期間中は最新バージョンを無料でアップデート可能。

専用のテクニカルサポート電話回線など、さまざまなサポートを受けることができます

AutoCAD

引用元:AutoCAD
世界でのシェア率がとても高い

世界中で使用されているため、データの共有がしやすいという特徴があります。

他社のCADソフトとも相互性があります。

作業の高速化に成功しているため、大きなデータを扱う方にもおすすめです。

基本料が安く、必要に合わせて拡張可能

7種類のツールセットがあり、基本のプランに追加して拡張することができます

種類は、建築設計、機械設計、地図情報、設備設計、電気制御設計、プラント設計、ラスター画像処理の7種類。

日本語版がリリースされている

米国産のソフトでありながら、日本語版がリリースされているため、日本国内のシェア率は高いです。

さらにMacにも対応しています。

ArchiCAD

引用元:ArchiCAD
創造性を引き出す機能

柔軟にカスタマイズが可能なため、創造性を引き出し作業に集中することができます。

2Dと3Dに対応しています。

省エネ設計に対応

持続可能な省エネ設計かどうかを設計初期段階で検討することができます

さらに品質や法令遵守の解析も可能です。

世界中でチームワークを発揮できる

世界中で導入されているため、海外プロジェクトにも対応可能です。

まとめ

ここまでおすすめのCADソフトについてご紹介してきましたが参考になりましたでしょうか。

CADソフトを導入する際は、ポイントをしっかり抑えて選ぶことが大切です。

あなたに合ったCADソフトに出会えますように。

最後までご覧いただきありがとうございます!

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