この記事で分かること
■ 木材用塗料の種類
■ 木材用塗料のおすすめメーカー
■ 塗装後のメンテナンス方法
木製のもの(床、建具、家具など)を塗装する際の全てをまとめました!
参考になるとうれしいです。
まず、木材に塗装する塗料の種類は大きく分けて2種類です。
塗膜型塗料(ウレタン塗装)
塗膜型塗料の種類
合成樹脂:合成樹脂調合ペイント(ペンキ)/ウレタン/ニス/ワックス
天然樹脂:漆/ワニス
一番よく使われるのは、ウレタン塗装です。
正式名称は、ポリウレタン樹脂塗装です。
どこに使う?
主に、挽板フローリング/突板フローリング/シートフローリング(複合フローリング)に施します。
他に、手すりや建具、洗面カウンターや棚板などにも使用されます。
メリット
■ 表面に薄い膜をつくり、木材へ染み込まない
■ 水や汚れに強い
■乾きが早い
■ 低価格で手に入る
デメリット
■ 木の質感を生かすことは難しい
■ 部分的な塗り直しが難しい
メンテナンス方法
日々の掃除は、掃除機や乾拭きのみでOKです。水拭きをしたい場合は、固く絞った雑巾を使い、床に水分が残らないようにしましょう。水拭きで落ちないような汚れがあるときは、中性洗剤を薄めて使用すると良いです。雑巾などは必ず硬く絞って使用しましょう。
メンテナンスワックス
基本的にメンテナンスワックスを使用する必要はありませんが、使用する場合は必ずウレタン塗装専用のものを使用しましょう。初めに部屋の目立たないところで試し塗りをしてから使い始めることをおすすめします。
また、シートフローリングの場合は基本的にメンテナンスワックス不要です。
再塗装
ウレタン塗装の場合、再塗装は不要です。
浸透型塗料(オイル塗装)
浸透型塗料の種類
オイル(オイルフィニッシュ)/ステイン
どこに使う?
主に、無垢フローリング(単層フローリング)に施します。
他に、建具や家具にも使用されます。
メリット
■ 木材の内部へ浸透し、表面に塗膜はつくらない
■ 木材本来の質感を生かすことができる
■ 植物由来のオイルを主原料としているため、人や環境に優しい
■ 扱いやすいため、メンテナンスがしやすい
デメリット
■ 耐水性、耐久性が低い
■ 塗料が付いた布などは、空中酸素に反応して自然発火する可能性があるため注意が必要
おすすめオイル塗装メーカー
OSMO(オスモ)カラー
浸透型塗料と言えばオスモカラーですね。
環境負荷の低い植物油を使用しており、有害な化学物質を使用していないので、人にも環境にも優しいことが特徴です。製造過程でも、廃液を一滴も出さないように管理しているそうです。
メンテナンスのしやすさがオイル塗装の特徴ですが、「きれいに仕上がるか心配…」という方は、『オスモカラーお試し用塗料セット』を購入してみるのがおすすめです。
amazonなどでも購入できます。
WATCO(ワトコ)
ワトコオイルは、サラサラとして色ムラが少なく、初心者でも扱いやすいことが特徴です。
同じワトコオイル同士であれば、混ぜて使うことができます。
ただし、乾くまでに時間がかかることがデメリットとして挙げられます。
また、購入する際は、事前に色見本で確認することをおすすめします。
ワトコオイルもamazonなどで購入できます。
メンテナンス方法
オイル塗装の場合も、基本的には掃除機や乾拭きでの掃除のみでOKです。水拭きや洗剤などでの掃除はやめましょう。
メンテナンスワックス
オイル塗装の場合、メンテナンスワックスは月に1度程度の使用がおすすめです。油性ワックスを使用しましょう。
再塗装
オイル塗装をしたフローリングは、使用しているうちに少しずつ表面がすり減るため、年に1度ほどメーカー推奨の塗料で再塗装することをおすすめします。
まとめ
最後までお読み頂きありがとうございます。